こないだの日曜夕方に作ったのをご報告します。
炊き込みご飯はいろいろありますが、この日はなんとなくシンプルなのが食べたいと思い、山菜をベースにしたものにしました。
<作り方(3~4人分?)>
白米・・・2合
山菜ミックス・・・一袋(150~200g?適当に)
油揚げ・・・大き目1枚
出汁用:
昆布・・・適量
干ししいたけ・・・数枚
酒・・・大さじ1
醤油・・・大さじ1~2
作業工程はつづきへ
○出汁作り
1.昆布と干ししいたけを流水でさっと洗い、水を張ったなべに投入
2.30分以上つけたら弱火にかけ、沸騰直前で火を止める
3.できた出汁を別のなべに1.5カップほど移す
今回の出汁はしいたけと昆布です。山菜ごはんは山の幸の風味を邪魔しないような出汁を選ぶといいでしょう。鰹節などの魚系は少々強すぎます。またこのしいたけと昆布のだしは、やさしいけれどうまみがしっかり出ます。ここで多めに作ったらお吸い物にまわして味わいましょう。
○具材の味付け
1.山菜はざるにあげて、流水で軽く洗う
2.油揚げは油抜きしたあと縦長に半分にし、1cm幅で刻む
3.別なべに移しただしを中火にかける
4.沸騰したら酒・醤油を加え、再度沸騰したら油揚げと山菜を投入
5.油揚げがちょっとしんなりしてきたら火を止めて冷ます
どうせ炊き込むのですから具材を煮なくてもって思うかもしれませんが、私の経験ではここで軽く味をなじませておくといい味となります。油揚げの油抜きは、ざるにあげをのせてその上から熱湯を注いでください。
なお、最後の冷ます工程は必ず行ってください。冷ますことで味が具材にいい感じでしみますし、何より暖かい汁を白米にいきなりつけるのはどうかと思います。
○炊き上げ
1.お米をとぎ、よく水気を切ったら炊飯器へ入れる
2.具材のなべでまず煮汁だけを炊飯器へ入れ、指定の水ラインまで注ぐ
3.その後具材をその上から投入したら具材をならし、標準で炊き上げる
4.炊き上がったら数分そのまま放置して蒸らし、よくかき混ぜる
5.お椀に盛り、全力で食べる
水加減ですが、今回の味付けなら煮詰めすぎなければ濃い過ぎることはないと思うので、普通に炊く感じの水加減にしてください。もし煮汁だけでは水分量が足りない場合には、出汁作りであまっている出汁を加えてください。
炊飯器の炊飯モードは標準モードが望ましいですが、急ぎの場合には急速炊飯モードでもいいと思います。ただその際は必ず蒸らしの時間を入れてください。また炊き上がったら炊飯器から出して、別の容器に入れておくのをお勧めします。
○全体的な注意、アレンジのヒントなど
・あじがうすいよ。。。
どうしても塩分控えめな料理しか家では出せないので、他の人がこのレシピだと味が薄く感じると思います。その際は干ししいたけを具材として投入したり、油揚げを増やすとだいぶ変わります。また醤油の代わりに出し醤油を使ってみるのも手です。単純に醤油を増やすのはあまりお勧めできません。味のバランスが山菜の風味ではなく醤油ご飯になりかねません。
・おこげがほしい!
おこげは水分量と醤油の量、ならびに炊飯器の性能によります。一般に醤油量が多いほうがおこげが発生しやすいようですが、山菜ごはんではないほうがいいと思います。
・アレンジってあるの?
一緒に炊き込む具材としては人参・鶏胸肉などがあうでしょう。炊き上がった後に混ぜ込む具材としては三つ葉や煎りゴマ、トッピングとしては刻み海苔などもいいと思います。ただ、あまりなんでも加えすぎるとただの炊き込みご飯になってしまうので、個人的にはシンプルなほうが好きですね。