2015年最後の #ぞうさん通信 です。
R3.2.3リリース
前回の記事で紹介した予定通りリリースされました。更新内容などはこちらをご覧ください。
R Advent Calender2015
毎年恒例のRアドカレ、今年も充実した内容で完走しました。前回の記事から追加された記事一覧です:
- Japan.R で LT 大賞もらった件 – ほくそ笑む
- ggvisでインタラクティブな凝った可視化をする – My Life as a Mock Quant
- RとC++のドッキングで高速計算 – Qiita
- TokyoRのATNDを監視してメールを送るツールを作ってみた – Qiita
- 虹色の雲でRを動かす – horioの雑記帳
- R – {animation} βモデル・ネットワーク – Qiita
- R – ろーど とぅ KONA – Qiita
- 「Pitchforkで○○点!」というのがどれくらいすごいのかRで調べたかった – Technically, technophobic.
- 【leaflet】ラブホマップ(改)~orverpass turboを添えて~ – 次元の海で溺れる
- R – #ぞくパタ 最終回 "共クラスタリング" に向けて – Qiita
- 日々の気になる出来事: ランダムフォレストのパッケージ別速度比較の可視化
- AWSに36コア環境作ってR言語プログラミング | その他ブログ
- R – {quanteda}の紹介 – Qiita
- 最も勝利に貢献した選手は誰だったのか 2015年メジャーリーグのデータ分析 – 300億円欲しい
- leafletではじめるRによる地図プロット
- 誕生日に関するふたつの問題 – 捨てられたブログ
- R – BiocStyleの紹介 – Qiita
- 2015-12-25 – 盆栽日記
また、このRアドカレのトリを飾った盆栽日記ではRひとりアドベントカレンダーを遂行し、見事完走しております。すごいです。ぜひ以下のリンクからその記事をご覧ください。
– [ひとりアドベントカレンダー] – 盆栽日記
これはもうR言語徹底解説を買うしかないですね。
私もこそっとR Markdownひとりアドベンドカレンダーをやっていたのですが、結局18日までで完走できませんでした。ネタ自体はあったのに…無念です。
また、他のアドカレでもRに関連した記事が投稿されています。まずはさだまさし x IT Advent Calendar 2015 – Qiitaで前回の記事以降に出たものから:
– Rでサダメトリクス – 盆栽日
さらにFOSS4G Advent Calendar 2015 – Qiita(一個目・二個目)で見つけたものから:
– Rから国土数値情報ダウンロードサービス Web APIを使うパッケージをつくりました – Technically, technophobic.
– Rで地域メッシュを使った地図を描きたい – まだ厨二病
– [R]ポイントデータから行動圏(T-LoCoH)
また、TeX & LaTeX Advent Calendar 2015から見つけたものから:
– RユーザーがLaTeXユーザーと仲良くするべき理由 – Qiita
アドカレ関連で私が把握できたのはこの辺りですが、きっとマダあると思います。またいろんな世界が覗けるので、これを機会にR以外のいろんなアドカレをみてみるのはいかがでしょうか?
RStudioにアドイン機能
RStudioのプレビュー版には色々な機能が搭載されていますが、今回新たにアドイン機能が搭載されました。詳しい部分は以下の公式ドキュメントをご覧ください:
– RStudio Addins
また、早速この機能を利用した記事が投稿されています:
– RStudioで気軽にLGTM – Qiita
– timecardパッケージをRStudioのアドインにした – 盆栽日記
– RStudioからQiitaに直接投稿できるアドインをつくってみました – Technically, technophobic.
みなさん仕事が早いです…。そしてこれは待望の機能でもあるので、非常に楽しみです。
パッケージ関連
今回は大物パッケージのアップデートなどいろいろありました。
- ggplot 2.0.0
- なんと一気に2.0.0でリリースです。大幅な変更が入っています。すでにCRANに登録されていますので、updateや新規インストールを実行するとこちらがはいります。これまでのドキュメントやサンプルだと思ったとおりに動かない可能性がありますので、今後同パッケージの情報を収集する際は公開日に留意してください。
- svglite 1.0.0
- RからSVG形式で出力するためのパッケージです。SVGはざっくり言うとベクタ画像などで用いられる出力形式で、ラスタ形式では拡大するとドット調になるのが滑らかなものとなります。詳しくはこちらをご覧ください。
そして早速試してみた記事が投稿されています:
– svglite 1.0.0を使ってみる – Technically, technophobic.
さすがユタニさんです。ありがとうございます。 - twitterreport0.15.11
- twitterの情報を取得するパッケージです。Aboutを読む限り、D3.jsやleafletを使って可視化まで持っていけるみたいで期待大ですね。そして「からだにいいもの」さんがレビューしてくださってます。ありがとうございます。:
– Rと解析:twitterの情報を取得「twitterreport」パッケージ - functionplotR
- D3.jsを利用して関数をプロットできるパッケージです。数式をプロットしようと思うときに、強力な見方になるはずです。具体例は以下の記事をご覧ください:
– Week 51 | functionplotR — Building Widgets
また、国内では「からだにいいもの」さんがサンプル記事を投稿してくださっています:
– Rで解析:D3.jsを利用したインタラクティブなプロットはどうでしょう?「functionplotR」パッケージ - mapview
- みんな大好きleafletパッケージをより簡単に、そしてビッグデータに対応させたwrapperです。この2点はleafletパッケージの課題でもありましたが、それを解決させているようです。以下の2つの記事を参照してください:
– mapview 1.0.0 now on CRAN | metvurst
– mapview – interactive viewing of spatial data in R
Rでベイズ関連
この一年、非常によく関連する記事を見るようになりました。そこで最近見つけた記事を3つご紹介します。
- ベイズ統計の入門書が出版ラッシュなのでまとめてみた – ほくそ笑む
- 匿名知的集団ホクソエムのホクソエムさんによるまとめです。あっという間にはてブほってんとりしました。
- 俺俺Stan manual翻訳5-2: Proper Uniform Priors: Interval Constraints ~ Truncated Priorsまで – Qiita
- これまでも紹介してきたStanマニュアルの翻訳記事です。この記事にあるとおり、本格的にStan manual翻訳プロジェクトがGitHubで立ち上がり、活発に進められています。ぜひチェックしてください。
- RStudioと一緒に学ぶStan – まだ厨二病
- あまり知られていないのですが、RStudioは.stanファイルにネイティブに対応しています。この記事のある機能を利用してStan回しましょう!
その他
- Fear of WaPo Using Bad Pie Charts Has Increased Since Last Year | rud.is
- キャプテンアメリカ氏による「最近某誌でダメグラフが増えてきたよ…」という投稿。slopegraphか…。
- このIRのグラフがすごい!上場企業2015
- Japan.R2015での同名LTのスライドが公開されました。グラフが(マイナス方向で)すごい!
- leafletとRでAEDの場所をプロットしてみる – Qiita
- タイトルの通りです。こういうデータが公開されているのは知りませんでした。いいですね!
- 携帯キャリアショップをイルミネーション風にプロットしてみた – INPUTしたらOUTPUT!
- こちらもleafletパッケージを使ってのプロットです。ポロノーイ!
- directlabelsでggplot2のグラフに直接ラベルをつける – Technically, technophobic.
- ここで紹介されている機能、使えると結構便利です。個人的には本家に組み込んでもらいたい気もするけど、無理なんだろうなぁ…。
- ggplot2、grid、gtable、gridExtraの関係とか – Technically, technophobic.
- この記事のサンプルを見てもらえればきっと「おおっ」となるはずです。でもこれに踏み込むのには躊躇してしまう…能力がほしい…。
- Rのパッケージを論文に引用する – Qiita
- こんな便利なものがあったなんて…。
- Static and dynamic network visualization with R
- ネットワーク可視化に関するチュートリアルです。すごく丁寧に説明してて勉強になります。
- R言語 – テキストのネガポジ度を分析する – Qiita
- 以前からやってみたかった内容なので、勉強になります。
- 【R】マハラノビス距離のもとめ方と判別 – 草薙の研究ログ
- 分類などをするときによく出てくるこの距離について説明されています。コードが非常に丁寧です。
- 【数式なしで見てわかる】標準偏差がどうしてもわからない人へ【卒論・修論執筆者向け】 – 草薙の研究ログ
- タイトルの通りで、わかりやすく解説してあります。こういうのは助かります。
- Regression diagnostic plots using Plotly
- 最近話題のplotlyを使ったサンプルです。これはそろそろ一気にくるかも知れませんね。
- Embedding images in R package help pages
- なんとRのヘルプに画像を入れる方法を解説しています。なるほど…。
- Analyzing “Twitter faces” in R with Microsoft Project Oxford | Longhow Lam's Blog
- 要するにツイッタの顔画像を分析してみよう、という記事。中々に興味深いですね。
- use emoji font in R · G. Yu
- 絵文字と聞くと寿司しか浮かばなくなった…。
- An Easy Start with Jekyll, for R-Bloggers · R Contour
- 最近これを勉強したかったところなので、こんどじっくり読んでみようと思います。
- R言語でWebアプリケーションを作るためのチュートリアルを翻訳しました – ほくそ笑
- Shinyアプリケーションのチュートリアルを翻訳したという記事です。これはすごいです。
- 第26羽:宝物は君の#gochiusa で呟いた瞬間 – 驚異のアニヲタ社会復帰への道
- アツい、アツいです。
もし不都合およびミスがございましたら、コメントもしくは@kazutan までお知らせください
この一年、本当に多くの記事が読めて本当に楽しかったです。この場を借りて多くのR-bloggerに感謝します。ありがとうございました。