こちらはLibreOffice AdventCalendar 2014の3日目の記事として執筆しました。
なお、これはLibreOffice4.2.7.2で、Ubuntu14.04上で確認しています。
カーソル移動系
行の先頭まで移動:Homeキー
Homeキーを押すと、その行の先頭(A列)まで戻ります。
行の最終行まで移動:Endキー
その行で、データが入っている最後の要素までジャンプします。途中空欄があってもすっ飛ばして最後までいきます。
次の要素までジャンプ: Ctrl+矢印キー
上のHomeキーやEndキーと似ていますが、こちらは全方向ですし挙動が違います。
空欄のセルからこれを実行すると、その方向でセル内に何か要素が入っているところまでジャンプします。また、要素が入っているセルからこれを実行すると、要素が連続して入っている(続けてデータが入っている)ところの最後までジャンプします。つまり
最後の要素まで飛べます。さらに続けてこれを実行すると、シートの端まで飛びます。
感覚をつかめたら、この上なく便利なショートカットとなります。
次のシートへ移動: Ctrl+PageDownキー
アクティブシートの次(右)にシートがあるならば、これを実行すると次のシートへ切り替わります。次のシートがない場合には何も起こりません。
前のシートへ移動: Ctrl+PageUpキー
アクティブシートの前(左)にシートがあるならば、これを実行すると前のシートへ切り替わります。前のシートがない場合には何も起こりません。
入力系
上のセルをコピー: Ctrl+D
単一セルを選択している時にこれを実行すると、すぐ上のセル内容をコピーします。複数セルを選択していると別の機能になるので注意。
連続データを下へ生成: (複数セル選択から)Ctrl+D
上のと意味は一緒なのですが、挙動で戸惑うかもしれないので分けています。
選択範囲のうち、一番上のセル内容を基にして、下にデータを作成します。値であれば同一の値がそのままコピーされます。連番データなどを生成したい場合にはこのショートカットではなくフィルハンドルをドラッグするなりメニューから「編集」→「連続データ」→「連続データの生成…」を選択してください。
複数のセルに同一値を同時入力: (入力確定前に)Alt+Enter
複数のセルを選択しておき、入力確定のためのEnterのかわりこれを実行すると、選択していたセル全てに同一の値が入力されます。
セルを編集モードに: F2キー
いわゆるダブルクリックや数式バーをクリックした状態になりますが、カーソルは末尾です。キーボードから手を話さずにセル内容を修正できるので重宝しています。
その他
セルの書式設定: Ctrl+1
選択しているセル(セル範囲)の書式設定ダイアログを呼び出します。
印刷プレビュー: Ctrl+Shift+O
実行すると印刷プレビューを確認します。でもなんでOなんだろう?
名前を付けて保存: Ctrl+Shift+S
実行すると名前を付けて保存ダイアログを呼び出します。Excelユーザーは多分これを羨ましいと思うはず。
ファイルを閉じる: Ctrl+W
ファイルを閉じますがLibreOffice自体は終了しません。
LibreOfficeの終了: Ctrl+Q
LibreOffice全体を終了します。
最後に
基本的なもので、実際に私がよく使うものをピックアップしています。こういうのは網羅的にあげていくよりも、実際に自分の利用頻度が高いものを挙げた方が有効かなという気がしましたもので。
おそらくこの記事を読むような方は「そんなもん知っとるがな」という方ばかりでしょうが、こういう記事がもっと出てきてそれそこあちこちで溢れてくれば、もっと盛り上がってくるのかなぁと考えてます。
次の担当は、meguro.junさんの「OpenSteetMapの地図を高品質にdrawで扱う方法」とのことで楽しみです。