なんと今回で第30回です。
Rお悩み相談室、できました
「Rのわからないことへの質問を日本語でする場所」が解説されました。その名も「r-wakalang」です。Tokyo.Rの方々が中心となって日夜色々なお話をしています。
特にSlackのチャットルームが素晴らしいです。メールアドレスを登録さえすればチャットルームへ入ることができ、そこでは気楽に投稿できます。初心者の方向けに”#r_begginers”というチャンネルも準備されています。
こんな場所は他にありません。さあみなさんもぜひ参加しましょう!
Bio7
私は全く知らなかったのですが、EclipseをベースにしたGUIでのIDEとしてBio7というのが存在し、新バージョンのBio7 2.2がリリースされたとのことです。公式ドキュメントの冒頭には、以下のように説明があります:
The application Bio7 is an integrated development environment for ecological modelling and contains powerful tools for model creation, scientific image analysis and statistical analysis.
クロスプラットフォームであり、最新のR3.2.1であり、ドキュメントとして{Knitr}によるHTMLレポート対応など、中々に面白そうです。またJavaとの統合も売りのようで、気になるところです。しかし私の観測範囲では全く話題になっておらず、使用感がよくわかりません。どなたか……。
パッケージ関連
- leafletパッケージ
- 以前紹介したのですが、この度CRANに登録されたということで紹介です。knitr/R MarkdownドキュメントやShinyアプリに地図を埋め込めるというパッケージです。このパッケージを利用すると、以下のようなこともチャレンジできます:
Leaflet + Kernel Density Estimation - DTパッケージ
- こちらも以前紹介したのですが、{leaflet}同様CRANに登録されたとのことで紹介です。多機能なHTMLテーブルを作成できるパッケージで、R MarkdownやShinyとの相性が非常にいいのが特徴です。ちなみに日本語もこんな感じでさくっと使えます。
- d3heatmapパッケージ
- D3.jpを利用してヒートマップを描写してくれるパッケージです。現在ではGitHubよりインストールとなります。リリース記事はこちらをご覧ください。
最大の特徴はインタラクティブなところで、マウスオーバーで値が見れたり、ドラッグするとズームしたりするところです。サンプルはこちらです。ヒートマップを普段から利用されている方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
その他
- New Shiny cheat sheet and video tutorial
- タイトルの通りの内容で、「Shinyに興味があるけどどうすればいいかわからない」という方には丁度いいのでは?
- R Markdownで楽々レポートづくり第4回 レポつく自由自在 ~R Markdownにまつわるエトセトラ~
- 気付けばこの連載も第4回になり、フックオプションなど込み入った解説になってきましたね。でもこの辺りが一つの大きなポイントになります。ぜひチャレンジしましょう。
- R at Microsoft
- 詳細についてはリンク先のスライドをご覧ください。インパクト、ありますね…。
- RPubs – 例のデータ解析結果
- はい、例のデータの解析結果です。
- ggplotLive
- これは「{ggplot2}のコードを入力するとその場でplotしてくれる」というShinyアプリだったのですが、見つけた時にはすでにWeb公開アプリとしては終了していました。しかしこのコードは生きていますので、{ShinyAce}をインストールして、このコードを利用すれば、ローカルで動きます。今後セミナーで活用したいと思います。
- シリーズUseful R『データ分析プロセス』ご恵贈いただきました – 銀座で働くデータサイエンティストのブログ
- 前回の記事でも紹介したこの書籍のレビュー記事です。評判いいですね…はよ発注しないと。
- 言語処理100本ノック
- 2つ前の記事でご紹介したこのシリーズですが、第3章と第4章が高迂回されております。もっと勉強します…。
- ggplot2の各geomのstatとpositionのデフォルト – Technically, technophobic.
- タイトルの内容を、もちろんR上で求めた内容です。
そしてポイントは追記からで、今回のトップで紹介した”r-wakalang”でさらに発展するという流れが発生しています。とても興味深い流れです。 - 早見沙織のフォルマント解析 – 驚異のアニヲタ社会復帰への道
- ゆきのんもいいですが、私はやっはろー派なので東山さんが…。
もし不都合およびミスがございましたら、コメントもしくは@kazutan までお知らせください。ありがとうございました。
先週が合併号で量が多かっただけです。今週くらいが平常ですから…。